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鉄筋コンクリートと鉄骨の違いとは?構造・耐震性・費用を比較

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建物を検討していると、鉄筋コンクリートと鉄骨の違いって気になりますよね。特に、鉄筋コンクリート鉄骨構造の違い、鉄筋コンクリート鉄骨耐震性の違い、鉄筋コンクリート鉄骨防音性の違い、鉄筋コンクリート鉄骨耐火性の違い、鉄筋コンクリート鉄骨坪単価建築費などは、住宅やアパート投資を考えている方にとって重要なポイントです。

さらに、鉄筋コンクリート鉄骨耐用年数の違い、鉄筋コンクリート鉄骨固定資産税の違い、鉄筋コンクリート鉄骨メンテ費用、鉄筋コンクリート鉄骨アパートどっちが良いのかなど、調べれば調べるほど迷ってしまう方も多いかなと思います。

こんにちは、たかしんです。施工管理として15年、工程管理・安全管理を中心に現場を担当し、1級建築施工管理技士として多くの現場を見てきました。

この記事では、実際に現場で建物をつくってきた施工管理の視点から、鉄筋コンクリートと鉄骨の違いをわかりやすく整理して解説します。これから住宅や投資物件を考えているあなたが、構造選びで失敗しないための判断材料になるようまとめました。

この記事のポイント
  • 鉄筋コンクリートと鉄骨の構造的な違い
  • 耐震性や防音性など性能面の違い
  • 建築費や維持費などコストの違い
  • 用途別にどちらを選ぶべきか

鉄筋コンクリートと鉄骨の違いを基礎解説

まずは構造そのものの違いから整理していきます。施工管理の現場でも、この構造の違いによって施工方法や工程管理が大きく変わります。ここでは構造、耐震性、防音性、耐火性、建築費といった基本性能を順番に見ていきましょう。

鉄筋コンクリートと鉄骨構造の違い

まず理解しておきたいのが、鉄筋コンクリート造(RC造)と鉄骨造(S造)は構造の考え方そのものが違うという点です。

鉄筋コンクリート造は、鉄筋とコンクリートを組み合わせた構造です。コンクリートは圧縮に強く、鉄筋は引張に強いという特徴があり、この2つを一体化させることで非常に強固な構造になります。

一方で鉄骨造は、柱や梁に鋼材を使用して建物の骨組みをつくります。鋼材は非常に強度が高く、比較的細い部材でも大きな空間を支えることができます。

構造の基本的な違い

  • RC造:鉄筋+コンクリートの一体構造
  • S造:鋼材のフレーム構造

施工の現場目線でいうと、RC造は型枠・鉄筋・コンクリート打設という工程が必要なので工期が長くなりやすいです。鉄骨造は工場製作した部材を現場で組み立てるため、比較的工期が短い傾向があります。

鉄筋コンクリートと鉄骨の耐震性の違い

耐震性については「どちらが絶対に強い」という単純な話ではありません。揺れに対する考え方が違うんです。

鉄筋コンクリート造は、建物全体を固めて揺れに耐える「剛構造」に近い考え方です。壁や床が一体化しているため、地震時の変形が小さい特徴があります。

鉄骨造は鋼材のしなやかさを活かして、揺れを吸収する「柔構造」に近い性質があります。制震ダンパーなどを組み合わせることで揺れを逃がす設計もよく採用されます。

現在の日本の建築基準法では、どちらの構造でも耐震基準を満たす設計が義務付けられています。つまり適切に設計された建物であればどちらも安全性は確保されています

ただし設計や施工の品質によって性能は変わります。最終的な安全性は建築会社や設計者によっても変わるため、詳細は専門家に相談することをおすすめします。

鉄筋コンクリートと鉄骨の防音性の違い

防音性能については、一般的には鉄筋コンクリート造の方が有利と言われています。

理由はシンプルで、建物の重さです。建築の世界では「質量則」といって、重い材料ほど音を通しにくいという性質があります。

鉄筋コンクリート造は壁や床がコンクリートでできているため、隣の部屋の話し声や足音などが伝わりにくいです。マンションでRC造が多いのも、この防音性能の高さが理由の一つです。

一方で鉄骨造は、壁内部に空間ができやすいため音が響きやすい傾向があります。

ただし注意点

RC造でもスラブ厚が薄かったり、施工方法によっては音が伝わることがあります。構造名だけで判断せず、床厚や壁仕様を確認することが大切です。

鉄筋コンクリートと鉄骨の耐火性の違い

火災に対する強さという意味では、RC造の方が本質的な耐火性能は高いとされています。

コンクリートは不燃材料なので、火災が起きても構造体が燃えることはありません。高温になっても急激に強度が落ちにくい特徴があります。

一方で鉄骨は高温に弱く、約550℃程度で強度が半分ほどに低下すると言われています。そのため鉄骨造では耐火被覆材を巻くなどの対策が必要です。

耐火性能のイメージ

  • RC造:材料自体が不燃
  • S造:耐火被覆で対策

ただし現在の建築物は法規によって耐火性能が確保されています。実際の安全性は設計仕様によっても変わるため、詳細は設計者や建築会社に確認してください。

鉄筋コンクリートと鉄骨の坪単価建築費

建築費は多くの人が気になるポイントですよね。結論からいうと、一般的にはRC造の方が建築費は高くなりやすいです。

構造坪単価目安
鉄骨造約100万〜120万円前後
RC造約120万〜160万円前後

これはあくまで一般的な目安であり、地域や仕様によって大きく変わります。特に最近は資材価格の高騰もあり、価格は変動しやすいです。

建築費は条件によって大きく変わります。正確な金額は必ず建築会社の見積もりで確認してください。

鉄筋コンクリートと鉄骨の違いと選び方

ここからは、実際に建物を持つ場合に気になるポイントを解説します。耐用年数、税金、メンテナンス、投資物件としての考え方など、長期的な視点で見ていきましょう。

鉄筋コンクリートと鉄骨の耐用年数の違い

税務上の法定耐用年数は以下のようになっています。

構造法定耐用年数
鉄筋コンクリート造47年
重量鉄骨造34年
軽量鉄骨造19〜27年

ここで勘違いしやすいのですが、耐用年数=建物の寿命ではありません。

あくまで税務上の減価償却の基準です。実際には適切なメンテナンスを行えば、RC造も鉄骨造もそれ以上長く使用されるケースは多くあります。

鉄筋コンクリートと鉄骨の固定資産税の違い

固定資産税については、RC造の方が高くなりやすい傾向があります。

理由はシンプルで、建物の評価額が高く設定されやすいからです。RC造は耐久性が高く資産価値が残りやすいと判断されるため、税額が下がりにくい特徴があります。

鉄骨造は比較的評価額の減価が早いため、長期的には税負担が軽くなるケースもあります。

ただし税額は自治体の評価基準や建物条件によって変わります。具体的な税額については自治体や税理士などの専門家に確認することをおすすめします。

鉄筋コンクリートと鉄骨のメンテ費用

建物は建てた後の維持費も重要です。

RC造の場合は、外壁補修や防水工事などの大規模修繕が15年〜20年周期で必要になることが多いです。

一方で鉄骨造は、外壁塗装やシーリングなど比較的短い周期でのメンテナンスが必要になるケースがあります。

メンテナンスの特徴

  • RC造:修繕周期は長いが費用は大きめ
  • S造:修繕頻度は多いが費用は比較的分散

どちらも定期的なメンテナンスが必要です。長期的な維持費も含めて計画を立てることが大切です。

鉄筋コンクリートと鉄骨アパートどっち

アパート投資でよく聞かれる質問がこれですね。結論は目的によって変わるです。

選び方の目安

  • 長期資産重視 → RC造
  • 利回り重視 → 鉄骨造

RC造は防音性能が高く、入居者満足度が高い傾向があります。ファミリー向け賃貸では強みになります。

一方で鉄骨造は建築費が抑えられ、工期も短いため投資回収が早くなる可能性があります。単身向けアパートではよく採用されています。

投資判断は立地・市場・家賃設定など多くの要素で変わります。最終的な判断は不動産会社や専門家に相談することをおすすめします。

まとめ鉄筋コンクリートと鉄骨の違い

ここまで解説してきたように、鉄筋コンクリートと鉄骨の違いはさまざまな要素があります。

  • 防音性や耐火性はRC造が有利
  • 建築費や工期は鉄骨造が有利
  • 資産価値重視ならRC造
  • 投資効率重視なら鉄骨造

どちらが絶対に優れているというわけではなく、建物の用途や目的によって最適な構造は変わります

また、建物の性能は設計や施工品質によっても大きく変わります。この記事の内容はあくまで一般的な目安として参考にしてください。

正確な仕様や費用については、必ず建築会社や設計士などの専門家に相談し、最終的な判断を行うことをおすすめします。

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この記事を書いた人

プロフィール:
はじめまして、たかしんです。
施工管理として15年、建築現場で工程管理・安全管理を中心に携わってきました。
資格は1級建築施工管理技士です。

これまで、工程が崩れる現場・事故が起きる現場・逆にうまく回る現場を数多く見てきました。
その中で感じたのは、
現場が回るかどうかは「根性」ではなく「考え方と型」で決まるということです。

このブログでは、

工程管理がうまくいかない理由

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といったテーマを、実際の現場経験ベースで発信しています。

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そんな若手施工管理の迷いが一つ減るブログを目指しています。