衝撃のニュースが飛び込んできました。フジテレビの人気バラエティー番組「酒のツマミになる話」が、年内をもって終了することが正式に発表されました。一体何があったのでしょうか。経緯をまとめます。
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衝撃の「酒のツマミ」年内終了、フジテレビが正式発表
引用元:Yahoo!ニュース
衝撃のニュースが飛び込んできました。フジテレビの人気バラエティー番組「酒のツマミになる話」が、年内をもって終了することが正式に発表されました。一体何があったのでしょうか。経緯をまとめます。
衝撃の「酒のツマミ」年内終了、フジテレビが正式発表
フジテレビ公式サイトで「終了のお知らせ」
31日、フジテレビは「酒のツマミになる話」の公式サイトを更新し、「『酒のツマミになる話』終了のお知らせ」と題した文章を掲載しました。この中で、番組が年内で終了することが正式に伝えられました。
突然の放送差し替え、その経緯とは?
発端は10月24日の放送回でした。この日放送予定だった内容は急遽差し替えとなり、過去の番組が再放送されました。公式サイトの説明によれば、「再生・改革の取り組みを進めている弊社の状況を鑑み、内容を差し替えました」とのことです。
社内連携の不備と謝罪
さらに、差し替えの決定が放送直前になったことについて、「社内における連携に不十分な点があった」と説明。視聴者および出演者、特にMCの千鳥のお二人に対して「多大なるご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪しています。
本当に直前の変更だったようで、楽しみにしていた視聴者としてはかなり混乱しましたよね。出演者の方々、特に千鳥のお二人は、自分たちの番組が突然差し替えられるという事態に、どれほど驚き、戸惑ったことでしょう。
「千鳥」からの降板申し出と番組終了の決定
フジテレビの発表によると、この放送差し替えの後、MCを務める「千鳥」のお二人から降板の申し出があったとのことです。社内で協議した結果、この申し出を受け入れ、年内をもって番組を終了するという苦渋の決断に至ったようです。
「酒のツマミ」を巡る混乱、差し替え内容と背景
松本人志から千鳥へのMC交代劇
同番組は、もともと「人志松本の酒のツマミになる話」として2021年4月にスタートしました。2024年1月に松本人志さんが活動を休止した後、後任として千鳥の大悟さんが抜擢されました。報道によれば、大悟さんは松本さんが復帰する場所を残したいという想いで引き受けたとされており、番組への思い入れは強かったはずです。
幻の「松本人志コスプレ」回、差し替えの真相
差し替えとなった10月24日の放送回は、「ハロウィーンパーティー」企画が予定されていました。17日に予告もされていたその内容では、大悟さんが金髪ウィッグに筋肉隆々な白Tシャツ姿という、元MCの松本人志さんを意識したとみられるコスプレを披露していたと報じられています。
大悟の怒り「筋が通らん!」局側との溝
この「松本人志コスプレ」の演出を、放送直前になって局の上層部やコンプライアンス部門が問題視したとされています。一度は制作現場でOKとされたものが、予告まで流した後に一方的に差し替えられたことに対し、大悟さんは「筋が通らん!」と激怒し、局側への強い不信感を抱いたと伝えられています。
「ごっつええ感じの再来」と囁かれる理由
今回の騒動に対し、SNSなどでは「ごっつええ感じの再来だ」という声も上がっています。これは1997年、同じフジテレビでダウンタウンの番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』が、局側への不信感を理由に突然終了した騒動と酷似しているためです。時代は違えど、演者とテレビ局との信頼関係が騒動の引き金となった点に、既視感を覚える人が多いようです。
千鳥のお二人に感謝を伝えると共に、最終回まで番組を見届けたいと思います。
まとめ
今回の「酒のツマミになる話」年内終了は、単なる視聴率や企画の問題ではなく、放送直前の内容差し替えという局側の対応が、MCである千鳥・大悟さんの「番組を守りたい」という想いと決定的に衝突した結果と言えます。
大悟さんの降板申し出は、尊敬する松本人志さんの後を引き継いだ番組へのリスペクトが、局側の判断によって踏みにじられたと感じたことへの強い意思表示でした。テレビ業界のコンプライアンス強化という時代の流れの中で、制作現場と上層部の間で生じた認識のズレ、そして演者への配慮の欠如が、結果として番組終了という形で表面化しました。
「ごっつええ感じ」の時と同様、テレビ局とトップ芸人の間に生じた「信頼関係の亀裂」が招いた今回の結末は、テレビ制作のあり方そのものについて考えさせられる出来事となりました。残り少ない放送回ですが、関係者の皆さんに感謝を伝えつつ、最後まで見届けたいと思います。

