2025年、RIZINがまたしても豪華すぎる対戦カードを組んできました。
フェザー級タイトルマッチ「クレベル・コイケ vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ」をはじめ、朝倉未来、鈴木千裕、平本丈、神龍誠など、主役級の選手たちがズラリと並ぶ注目大会。MMAファンなら誰もがワクワクせずにいられないはず。
しかし、気になるのは「誰が勝つのか?」――そして、「どんな展開で?」ということ。
そこで本記事では、格闘技マニアの視点から、全試合の勝敗予想と勝負のカギとなる展開を徹底分析しました。
打撃、寝技、組み、そして“流れ”――試合を左右するリアルな要素を一つひとつ読み解きながら、
KOか? 一本か? 判定か? 各カードの行方を真剣にシミュレーションしていきます。
「これを読んだら試合が2倍面白くなる」
そんな内容を詰め込みましたので、ぜひ最後までお楽しみください。
目次
🏆フェザー級タイトルマッチ
クレベル・コイケ vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ
引用元:RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
➡️ 予想:ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(3R TKO)
クレベルは言わずと知れた寝技職人。ブラジリアン柔術黒帯で、ポジションを取られても極めにいける異質なスタイル。特にバックチョークの極め精度が高く、一瞬の隙で試合を終わらせる力を持つ。ただし、スタンドでの打撃がやや弱く、強豪との打ち合いになると脆さも見える。
対するラジャブアリは、レスリングをベースにした超フィジカル系。タックルの切りが鋭く、グラウンドでも簡単にコントロールされない身体能力がある。最近は打撃面も成長著しく、前に出てプレスをかけつつ、ミドルやストレートで削るタイプ。
この試合は「クレベルが寝かせられるか、極められるか」が鍵になる。だが、ラジャブアリはテイクダウンディフェンスが鉄壁で、寝かされてもすぐ立てる動きがある。スタンドで削られ続けたクレベルが、3Rに打撃で崩れてTKOというシナリオを予想。
⚔️朝倉未来 vs. 鈴木千裕
引用元: RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
➡️ 予想:鈴木千裕(2R KO)
朝倉未来はアウトボクシングとカウンター主体のスタイルで、相手を見てさばく技術に長けている。ただし最近の試合では攻めの積極性に欠け、やや受け身に見える場面が多い。一方で鈴木千裕は完全に波に乗っているファイターで、打撃もグラウンドも爆発力があり、何より「倒しに行く姿勢」が強い。
序盤は未来が距離を取り、ジャブとローで様子を見るが、鈴木が怯まずに圧力をかけてきた場合、未来は下がりながらの対応になりがち。その展開だと、鈴木の右ストレートやミドルが入り始め、未来がダメージを溜めていく。最終的にはコーナー付近での打ち合いで、鈴木の連打がヒットし、レフェリーストップ。未来の反撃を許さず、鮮烈なKO勝ちを決めると予想。
萩原京平 vs. 西谷大成
引用元:RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
➡️ 予想:萩原京平(2R KO)
1R序盤、西谷は慎重に距離を詰め、ローとフェイントから組みの機会を狙う。萩原はそれを読んで、距離管理に徹する。西谷が一度タックルに成功し、トップポジションで軽く削るも、萩原は粘り強く立ち上がり、スタンドへ戻す。ここで一度流れが変わる。
再開後、萩原は西谷の入りのタイミングを完全に読んでいる。カーフキックでけん制しつつ、左フェイントからの右ストレートを数回ヒット。西谷の動きに“間”が出始める。2R、萩原がギアチェンジ。
開始直後、西谷がまたもタックルに来ようと前傾になった瞬間、萩原のカウンター右がドンピシャでヒット!この右ストレートで西谷は崩れ落ち、萩原は一気に詰めてパウンド連打。
会場騒然、レフェリーがストップ――萩原、豪快KO勝利。
神龍誠 vs. 伊藤裕樹
引用元:RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
➡️ 予想:神龍誠(1R 一本:リアネイキドチョーク)
神龍誠は日本MMA界で最も完成度が高い若手の一人。レスリング・柔術・打撃の融合が高レベルで、特にスクランブルと極めの速さが異常。相手が少しでも隙を見せるとすぐバックを取ってチョーク、あるいは腕十字で極めに行く。
伊藤裕樹もグラウンドが得意な選手ではあるが、神龍のような「極めへの早さ」には対応が遅れる可能性がある。神龍が組みついてすぐにポジションを奪い、バックチョークで1R決着という未来が十分に見える。
極めの美しさと速さは日本屈指。観客を唸らせる一本勝ちになるはず。
🥊高木凌 vs. 秋元強真
引用元: RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
➡️ 予想:秋元強真(判定勝ち 3-0)
この一戦は「若さと勢い vs. 粘り強さと経験」の対決になる。高木凌は粘り強いスタイルで、前に出て手数で勝負するタイプ。一方の秋元強真はアグレッシブな打撃と瞬間的な爆発力があり、序盤から飛ばしていけるのが強み。
試合展開としては、序盤から秋元がスピードと圧力で優位に立ち、右ミドルやテンポの速いコンビネーションで高木を下がらせる。高木も中盤以降に盛り返して前に出るが、単発の打撃が中心で、印象的なダメージは少なめ。
全体を通じて攻勢だった秋元がジャッジの心証を取り、判定で文句なしの勝利を収めると見る。高木もタフさは見せるが、決め手に欠ける印象になるだろう。
🥋中村大介 vs. 桜庭大世
引用元: RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
➡️ 予想:中村大介(1R 一本勝ち:アームバー or 三角絞め)
中村大介は言わずと知れた関節技のスペシャリスト。寝技での極めの引き出しが非常に多く、どのポジションからでも狙いにいけるベテラン中のベテラン。特にアームロック系の極めが多彩で、相手が強引に動くと一瞬で試合を終わらせる。
桜庭大世は名前的にも注目度が高いが、MMAでの実績や経験では中村に大きく劣る。勢いで打撃を当てに来ると思われるが、そこでタックルを合わされ、寝技に引き込まれる展開が予想される。
グラウンドでの耐性に差がありすぎて、中村が1R内で極めに行ける可能性が非常に高い。桜庭が体力に任せて動けば動くほど、関節を取られる危険が増す。静かに試合を終わらせる中村の「職人技」が光る一戦になる。
💥ヒロヤ vs. 篠塚辰樹
引用元:RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
➡️ 予想:篠塚辰樹(2R KO)
1Rヒロヤは序盤から距離を詰めてガンガン前に出てくる。篠塚はそれを受け止めつつ、冷静にステップでかわしながらジャブとローでリズムを作る。
ヒロヤの勢いに押されつつも、篠塚は被弾を最小限に抑え、要所要所で右ストレートやカーフキックを当て、1R後半にはヒロヤの動きにやや硬さが出始める。
2R序盤ヒロヤが再び圧力を強め、打ち合いを仕掛けてくる。そこに篠塚が絶妙なタイミングでカウンター――左フック一閃。
ヒロヤの前進の勢いを利用したこの一撃で顎が跳ね上がり、そのままダウン。
篠塚はすかさず詰めてパウンド連打、レフェリーが間に入って試合終了。
テクニックで爆発力に勝った、会心のKO勝利。
ダニー・サバテロ vs. 太田忍
引用元:RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
➡️ 予想:サバテロ(判定勝ち)
レスリングエリート対決。太田忍は言わずと知れたグレコローマンレスリングの日本代表選手で、そのベースはMMAでも確かに通用している。ただし、まだMMAでのスクランブルやポジショニング、パウンドや極めには課題が残る印象。
サバテロはアメリカンレスラー特有の「常に動き続ける」タイプで、トップからも下からも攻めを止めないのが特徴。特にポジションコントロールの上手さがあり、ジャッジの評価を得やすいファイター。
この試合では、タックルの応酬から始まり、ポジションの奪い合いになるが、動き続けるサバテロが終始コントロール。太田がMMAならではのポジション争いにまだ慣れていない部分が出ると予想。
極めは出ないものの、ジャッジは明確にサバテロへ。3-0の判定で競り勝つ。
⚡ジョン・ドッドソン vs. 征矢貴
引用元: RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
➡️ 予想:ドッドソン(1R KO)
元UFC戦士ドッドソンは、とにかく動きが速く、爆発的なパンチ力を誇るベテラン。タイミングの良いカウンターと鋭いフットワークが武器で、階級内でも異常なスピードを誇る。
征矢は前に出るタイプだが、攻撃が直線的で、ステップワークのある相手には苦戦する傾向がある。ドッドソンのような選手相手に、むやみに前に出れば、カウンターの餌食になる可能性が高い。
この試合では、1Rの立ち上がりから征矢が強気に出てくるが、ドッドソンが左のフックまたは右のカウンターをヒットさせ、そのままダウン→パウンドで試合終了の展開。
観客が息を呑むような電撃KOでドッドソン勝利、と予想。
🧬山本アーセン vs. 冨澤大智
引用元: RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
➡️ 予想:山本アーセン(2R 一本勝ち:リアネイキドチョーク)
1Rは冨澤がスタンドで距離を取ろうとするが、アーセンがタイミングのいいダブルレッグでテイクダウンに成功。ここでアーセンは、勢いで倒すのではなく、しっかりトップをキープして焦らず攻めるスタイルに徹する。ガードの中から肩パンチやボディへのパウンドを混ぜ、冨澤に「立たせてもらえない感」を与えていく。
2Rに入ると、冨澤はスタンド勝負に持ち込もうと距離を取るが、アーセンがクリンチからボディロックでテイクダウン。そのままバックを奪い、フックを入れてコントロール。ここでアーセンが落ち着いて腕を回し、リアネイキドチョークをセット。力ずくではなく、レスリングベースならではの体重移動と圧で極め切る一本勝ち。
🎯平本丈 vs. 田丸辰
引用元:RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
➡️ 予想:平本丈(2R TKO )
平本丈はもともとキックのエリートで、K-1時代から天才肌の打撃センスを持っていた選手。MMA転向直後は苦戦していたが、ここ数試合で組み技への対応力が飛躍的に向上し、スタンドの強さを活かせる土台ができてきた印象。
対する田丸辰は柔術ベースの選手で、グラウンドでは非常にアグレッシブ。トップを取ってしまえば一気に極めに行ける選手だが、そこまでの組みの精度やフィジカルではまだ不安も残る。
この試合は、田丸が早い段階でテイクダウンを取りに来るが、平本がスプロールやクリンチのディフェンスでしっかり対応。スタンドでの打撃戦に持ち込めば、平本のパンチのキレとテンポの良さが圧倒的に有利。
1Rである程度ペースを掴んだ平本が、2Rに左右のストレートで田丸を削り、連打でレフェリーストップ。
🥋朝久泰央 vs. ウザ強ヨシヤ(キックルール)
引用元:RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
➡️ 予想:朝久泰央(2R KO)
朝久泰央は言わずと知れた朝久道場の技巧派ストライカー。スイッチスタンス、前蹴り、三日月蹴り、そして美しい飛び膝。とにかく「当てさせずに当てる」スタイルが完成されていて、格闘技マニアの間でも「見てて気持ちいい選手」として評価が高い。
ウザ強ヨシヤは名前の通り、かなり前に出て圧力をかけていくアグレッシブタイプ。パワーと気迫で押し切るタイプで、技術よりも勢いで打ち合いを作るスタイル。ただし、ディフェンス面では隙が多く、技術差がある相手には対応が遅れることも。
この試合では、ウザ強が序盤からガンガン前に出るが、朝久が冷静に捌いて前蹴り・ロー・膝蹴りでカウンター。2Rに入ってウザ強の足が止まり始めたところで、朝久が飛び膝や回し蹴りを的確にヒット。最後は膝→ボディで崩してKO。
技術とセンスの差がはっきり出る内容になりそう。観る人の記憶に残る、綺麗なKOが見られるかもしれない。
\ アビリス公式▼ /
🧠総まとめ(勝敗予想リスト)
試合カード | 勝者(予想) | 勝ち方(予想) |
---|---|---|
クレベル vs. ラジャブアリ | シェイドゥラエフ | 3R TKO |
朝倉未来 vs. 鈴木千裕 | 鈴木千裕 | 2R KO |
萩原京平 vs. 西谷大成 | 萩原京平 | 2R KO |
神龍誠 vs. 伊藤裕樹 | 神龍誠 | 1R 一本 |
高木凌 vs. 秋元強真 | 秋元強真 | 判定 |
中村大介 vs. 桜庭大世 | 中村大介 | 1R 一本 |
ヒロヤ vs. 篠塚辰樹 | 篠塚辰樹 | 2R KO |
サバテロ vs. 太田忍 | サバテロ | 判定 |
ドッドソン vs. 征矢貴 | ドッドソン | 1R KO |
山本アーセン vs. 冨澤大智 | 山本アーセン | 2R 一本 |
平本丈 vs. 田丸辰 | 平本丈 | 2R TKO |
朝久泰央 vs. ウザ強ヨシヤ | 朝久泰央 | 2R KO |