女子格闘技界において「絶対女王」として知られるRENA。彼女の華々しいキャリアは、ファンや格闘技界に多大な影響を与えています。今回は、そんなRENAの戦績や活躍について、詳しく掘り下げていきます。
RENAのプロフィール
引用元: Wikipedia
本名 久保田 玲奈(くぼた れな) 通称 NIPPONのツヨカワ女王 階級 アトム級 身長 160cm 体重 49.0kg リーチ 156cm 国籍 日本 誕生日 1991年6月29日(33歳) 出身地 大阪府大阪市此花区西九条 スタイル シュートボクシング
RENA(本名:久保田玲奈)は1991年6月29日に大阪市で生まれました。4人姉妹の末っ子として育った彼女は、幼少期から格闘技に興味を持ち、格闘技の道へ進むことを決意します。彼女の故郷である大阪は、格闘技が盛んな地域で、RENAが格闘家としての道を歩むための環境が整っていたと言えるでしょう。
個人的には、大阪出身の格闘家には「強さ」だけでなく「タフさ」を感じます。幼少期から鍛えられた精神力が、彼女のリング上でのパフォーマンスにも表れているのではないでしょうか。
RENAは身長160cm、体重49.0kgと、小柄ながらもスピードと敏捷性を武器に、相手を翻弄するスタイルが特徴です。この体格だからこそ、瞬時に反応して相手の攻撃をかわし、反撃に転じることが可能なのです。
シュートボクシングでの輝かしい戦績
勝敗 対戦相手 試合結果 開催年月日 ○ イリアーナ・ヴァレンティーノ 3R終了 判定3-0 2017年7月7日 ○ キンバリー・ノヴァス 3R終了 判定3-0 2016年11月11日 ○ クラウディア・パウィカ 3R 1:42 TKO(左膝蹴り) 2016年7月7日 ○ シンディ・アルベス 3R終了 判定3-0 2016年4月17日 ○ カネ・チョー・カンピロム 3R 1:58 TKO 2015年8月21日 × ジェシカ・ペネ 3分3R+再延長R終了 判定0-2 2011年9月10日 × 高橋藍 3分5R終了 判定0-3 2011年6月5日 △ MIKU 3分2R終了 判定1-0 2008年6月1日 ○ エリー・エクストゥム 2R 2:31 KO 2015年2月11日 ○ イシス・バービック 3R 判定2-0 2014年11月30日 ○ ティーチャー・ローンリェン・ギーラーコーラート 2R 1:00 TKO 2014年8月2日 ○ クリスティーナ・ジャルジェビック 3R 判定3-0 2014年8月2日 ○ シモーネ・ドーメレン 3R 判定3-0 2014年8月2日 ○ イム・ソヒ 1R 2:50 フロントチョークスリーパー 2014年4月18日 ○ イ・ジウェン 1R 2:40 TKO 2013年12月23日 ○ メイリー・ウォン・ポーマス 3R 判定3-0 2013年11月16日 ○ ロレーナ・クライン 4R 判定3-0 2013年8月3日 ○ トウ・ペイリン 3R 1:12 スタンディングチョークスリーパー 2013年4月20日 ○ V.V Mei 3R 判定3-0 2012年8月25日 ○ ハム・ソヒ 4R 判定3-0 2012年8月25日 ○ キム・タウンセンド 3R 判定3-0 2012年8月25日 ○ 神村エリカ 3分5R終了 判定3-0 2011年11月23日 × ジェシカ・ペネ 3分3R+再延長R終了 判定0-2 2011年9月10日 ○ サーサ・ソーアリー 2R 2:10 KO (左ボディ) 2011年8月19日 × 高橋藍 3分5R終了 判定0-3 2011年6月5日 ○ 高橋藍 3R+再延長R終了 判定3-0 2010年8月29日 ○ ケイト・マルチネス 3R終了 判定3-0 2010年8月29日 ○ 渡辺久江 2R 1:50 TKO (2ダウン:左膝蹴り) 2010年8月29日 ○ ☆MIKA☆ 2分3R終了 判定3-0 2010年6月6日 ○ クリスティーナ・ジャルジェビック 2分3R終了 判定3-0 2010年2月13日 ○ 藤野恵実 2R終了時 TKO(ドクターストップ:鼻骨骨折) 2009年11月18日 ○ V一 2分3R終了 判定3-0 2009年8月23日 ○ 石岡沙織 3R 0:20 TKO(タオル投入) 2009年8月23日 ○ 吉田正子 2分3R終了 判定3-0 2009年8月23日 ○ トモコSP 3分3R終了 判定3-0 2009年7月11日 × イム・スジョン 2分3R+延長1R終了 判定1-2 2009年3月20日 × MIKU 2分3R終了 判定0-3 2008年11月24日 ○ 富田美里 2分3R+延長1R終了 判定3-0 2008年7月21日 △ MIKU 3分2R終了 判定1-0 2008年6月1日 ○ 奥村ユカ 2分3R終了 判定3-0 2008年4月4日 ○ 関友紀子 2R 1:49 TKO(ドクターストップ:左目負傷) 2008年2月3日 ○ 岡加奈子 2分3R終了 判定2-0 2007年12月23日 ○ ☆MIKA☆ 2分3R終了 判定3-0 2007年11月4日 × 古谷あさみ 2分3R終了 判定1-2 2007年7月1日 引用元: WikipediaRENAは2007年にプロデビューし、シュートボクシングで名を馳せました。特に2009年のGirls S-cupでは初優勝を飾り、翌年も連覇を達成。その後も続く活躍により、女子格闘技界においてスター選手としての地位を確立しました。
RENAのシュートボクシングにおける戦績は、41戦35勝(11KO)5敗1分という圧倒的なものです。特にKO勝利が11回もあることから、彼女の打撃力の強さが際立っています。このような記録を持つ選手は稀であり、RENAの強さがただのフィジカルに依存していないことを物語っています。
私が彼女の試合を観戦する際に感じるのは、まさに「スピード」と「判断力」の凄さです。試合中に相手の動きを瞬時に読み、的確な打撃を繰り出す技術は、まさに絶対女王たる所以だと感じます。
MMAでの戦績と挑戦
勝敗 対戦相手 試合結果 開催年月日 ○ ケイト・ロータス 2R 4:18 TKO(スタンドパンチ連打) 2024年7月28日 ○ シン・ユリ 5分3R終了 判定3-0 2024年3月26日 × クレア・ロペス 3R 4:21 膝十字固め 2023年4月29日 ○ アナスタシア・スヴェッキスカ 5分3R終了 判定3-0 2022年7月31日 × パク・シウ 5分3R終了 判定0-3 2021年12月31日 ○ 山本美憂 2R 3:35 TKO(右膝蹴り→パウンド) 2021年11月20日 ○ 富松恵美 5分3R終了 判定3-0 2020年9月27日 ○ リンジー・ヴァンザント 3R 4:42 TKO(コーナーストップ) 2019年12月31日 ○ アレキサンドラ・アルヴァーレ 1R 0:20 KO(スタンドパンチ) 2019年10月12日 × リンジー・ヴァンザント 1R 4:04 チョークスリーパー 2019年6月14日 ○ サマンサ・ジャン=フランソワ 5分3R終了 判定3-0 2019年4月21日 × 浅倉カンナ 5分3R終了 判定0-3 2018年7月29日 ○ エレイン・”パンテラ”・リアル 5分3R終了 判定3-0 2018年7月6日 × 浅倉カンナ 1R 4:34 チョークスリーパー 2017年12月31日 ○ アイリーン・リベラ 1R 4:39 TKO(右フック) 2017年12月31日 ○ アンディ・ウィン 1R 1:35 KO(左ボディブロー) 2017年10月15日 ○ ドーラ・ペリエシュ 1R 2:49 KO(左ボディブロー) 2017年4月16日 ○ ハンナ・タイソン 3R 2:47 KO(左三日月蹴り) 2016年12月31日 ○ 山本美憂 1R 4:50 ニンジャチョーク 2016年9月25日 引用元: Wikipedia ○ イリアーナ・ヴァレンティーノ 2R 3:31 フライングアームバー 2015年12月31日 RENAは2015年にRIZINでMMAデビューを果たし、その後も多くの試合で輝かしい成果を残しています。MMA戦績は21戦中15勝(8KO・1S)6敗という成績で、特にKO勝利の数が多いことから、彼女の打撃力がMMAでも存分に発揮されていることがわかります。
しかし、MMAはシュートボクシングとは異なり、グラウンド技術やサブミッションの技術も必要です。2017年の浅倉カンナとの対戦では、グラウンド技術に圧倒され、敗北を喫しました。この試合はRENAにとって非常に大きな試練であり、彼女が新たな戦術や技術を取り入れるきっかけとなりました。
引用元: RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイトこの時のRENAの悔しさは、ファンにとっても痛感された瞬間でした。しかし、その後も彼女は挑戦を続け、2019年にはBellatorでリベンジを果たすなど、常に成長し続ける姿勢を見せています。試合に勝つことだけでなく、敗北から何を学ぶか、そこが彼女の本当の強さだと感じます。
主要な試合と注目の勝利
引用元:RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイトRENAのキャリアを語る上で外せないのが、2019年のBellator222でのリンジー・ヴァンザントとの再戦です。初戦では一本負けを喫しましたが、再戦では見事なTKO勝利を収め、リベンジを果たしました。この試合は彼女の精神的な強さを証明し、ファンにも感動を与えた一戦です。
さらに、2024年3月にはシン・ユリとの試合で判定勝ちを収め、再びリングに戻ったことも大きな話題となりました。この試合は彼女の復帰戦として注目され、ファンも期待を寄せていましたが、その期待に応える形での勝利でした。
RENAの影響と未来
RENAの存在は、女子格闘技界全体に大きな影響を与えています。彼女の成功は、後進の選手たちにとっても大きな刺激となり、多くの若手選手が彼女を目標にしています。また、彼女自身も若手選手を育成する意欲を持っており、今後の女子格闘技界をさらに発展させる存在となることは間違いありません。
RENAの今後については、引退も話題に上ることがありますが、彼女のチャレンジ精神は尽きることがありません。新たな技術を磨き続け、さらなる成長を遂げることでしょう。彼女の未来には、まだまだ期待が高まります。
まとめ
RENAの戦績や活躍は、女子格闘技界におけるひとつの歴史を作り上げてきました。彼女の試合はファンにとって常にエキサイティングで、また彼女自身が成長を続ける姿勢は多くの人に勇気を与えています。今後も彼女のさらなる活躍に目が離せません。
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