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日米首脳会談で合意に至らず!今後の影響と自動車関税の行方は?

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カナダで開催されたG7サミットに合わせ、日本の石破首相とアメリカのトランプ大統領による日米首脳会談が行われました。

最大の注目は、私たちの生活にも関わる関税問題。特に、日本の主要産業である自動車への関税がどうなるのか、多くの人が固唾をのんで見守っていました。

しかし、交渉は厳しい結果となったようです。一体何が話し合われ、なぜ合意できなかったのでしょうか。そして、今後の見通しはどうなるのか、詳しく見ていきましょう。

G7での直接対決!日米首脳会談で合意に至らずも協議は継続

引用元:時事ドットコム

G7サミットという国際舞台で、日米両首脳が直接顔を合わせました。交渉妥結への期待も高まりましたが、残念ながら今回は持ち越しという形になりました。会談の詳しい内容を見ていきましょう。

焦点はやはり「自動車関税」

今回の会談で最も大きな壁となったのが、やはり自動車への追加関税(25%)です。

日本は基幹産業である自動車を守るため、この関税の撤廃や引き下げを最重要視しています。会談後、石破首相も「自動車は大きな国益だ。国益を守り抜くために最善の努力を重ねる」と強く語っており、この問題に対する日本の強い意志がうかがえます。

なぜ合意できなかったのか?両国の主張の違い

日本側は、対日貿易赤字の削減策や対米投資の促進などを提示し、米国が4月に発動した「相互関税」の見直しではほぼ一致していました。

しかし、肝心の自動車関税については、日本が関税引き下げの仕組みを提案したものの、トランプ大統領が難色を示したことで、パッケージ全体での合意には至りませんでした。

今回の交渉のポイントをまとめると、以下のようになります。

  • 日本側の提案: 対日貿易赤字の削減策や対米投資の促進
  • ほぼ合意した点: 米国が4月に発動した「相互関税」の見直し
  • 決裂した点: 自動車への追加関税(25%)の引き下げ

個別ではなく一括での合意を目指してきた日本にとっては、厳しい結果と言わざるを得ません。結局、お互いの「守りたいもの」がぶつかり合った結果、平行線で終わってしまったという印象です。

トランプ大統領の「タフだ」発言の真意とは

会談後、トランプ大統領は石破首相を「いい仕事をするだろう」と評価し、日本の交渉団については「タフだ(手ごわい)」と語りました。

これは一見、日本の交渉力を認めているようにも聞こえます。しかし、交渉が難航していることの裏返しでもあり、「簡単には譲らないぞ」という強いメッセージを発していると捉えることもできます。

交渉妥結の「可能性はある」とも述べており、含みを持たせた発言の真意を慎重に読み解く必要がありそうです。

日米首脳会談で合意に至らず…私たちの生活への影響と今後の展望

合意が見送られたことで、今後の影響や交渉の行方が気になるところです。専門家からは厳しい見方も出ており、予断を許さない状況が続きそうです。

専門家が指摘する「楽観視できない」交渉の行方

愛知学院大学の森正教授は、第2次トランプ政権が同盟国に対して全く忖度しない姿勢を明確にしたと指摘しています。

かつてのように、選挙前だからと日本に配慮してくれるような甘い期待はできない状況です。参院選前に結論が出ないことが確定し、今後の交渉も楽観視はできないという見方は、まさにその通りだと感じます。

日本製鉄のUSスチール買収を許可したことで、関税交渉では譲らないというトランプ大統領のしたたかな計算が働いているのかもしれません。

「第2の矢」?関税の次はドル安政策に警戒か

もし関税政策での赤字削減が行き詰まった場合、トランプ政権が次に打ってくる手として警戒されているのがドル安政策です。

これは、ドル安にすることでアメリカ製品の輸出を有利にする狙いがあります。その際、日本に対して円安を是正するよう、つまり円高になるような政策を求めてくる可能性も考えられます。

今後、アメリカが取りうる政策としては、以下のようなものが考えられます。

  • 貿易赤字削減のため、ドル安政策へ移行する
  • 日本に対し、円高になるような政策(日銀の利上げなど)を要求する
  • FRB議長人事を使い、金融緩和とドル安を推し進める

関税問題が片付いても、また新たな経済的な揺さぶりが来るかもしれないというのは、何とも落ち着かない話です。

まとめ:日本がとるべき戦略とは

今回の会談では合意に至らず、閣僚級での協議が継続されることになりました。

石破首相は合意の時期について「相手もあることなので申し上げることは困難だ」と述べており、長期戦も覚悟している様子です。

米国内での物価上昇や世論の反発によっては、トランプ政権が自ら関税策の見直しを迫られる可能性もゼロではありません。

そうした状況を見極めつつ、安易に譲歩することなく、粘り強く国益を守る交渉を続けていくことが、今の日本に求められる戦略と言えるでしょう。今後の両首脳の動きから、目が離せません。

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