2025年6月14日、福岡県と佐賀県にお住まいの皆様、そして訪問を予定されている皆様へ、非常に重要な気象情報をお伝えします。気象台からの発表によると、本日昼すぎにかけて局地的に「非常に激しい雨」や「激しい雨」が降り、大雨となる恐れがあり、特に夜遅くにかけて土砂災害への厳重な警戒が必要です。
目次
現在の状況と気象解説

現在、梅雨前線が黄海から対馬海峡を通り日本の東に伸びており、この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、九州北部地方では大気の状態が非常に不安定になっています。これが今回の記録的な大雨の主要な原因です。
予測される降水量と警戒情報
1時間降水量(多い所で)
本日昼すぎにかけて、以下の地域で局地的に非常に激しい雨が予想されています。
- 福岡県
- 福岡地方: 50ミリ
- 北九州地方: 40ミリ
- 筑豊地方: 50ミリ
- 筑後地方: 50ミリ
- 佐賀県
- 南部: 50ミリ
- 北部: 50ミリ
24時間降水量(多い所で)
本日午前6時から15日午前6時までの24時間で、広範囲で大雨が予想されます。
- 福岡県
- 福岡地方: 150ミリ
- 北九州地方: 120ミリ
- 筑豊地方: 150ミリ
- 筑後地方: 180ミリ
- 佐賀県
- 南部: 150ミリ
- 北部: 150ミリ
さらに、15日午前6時から16日午前6時までの24時間でも、以下の降水量が予想されており、警戒が必要です。
- 福岡県
- 福岡地方: 50ミリ
- 北九州地方: 50ミリ
- 筑豊地方: 50ミリ
- 筑後地方: 60ミリ
- 佐賀県
- 南部: 60ミリ
- 北部: 60ミリ
警戒すべき災害とその対策

これまでの大雨により、既に地盤が緩んでいる箇所が多く存在します。このため、以下の災害に厳重な警戒が必要です。
- 土砂災害:
- 崖の近くや急な斜面の近くには近づかない。
- 異変(小石が落ちてくる、地鳴り、水の濁りなど)を感じたらすぐに避難。
- 自治体からの避難情報に注意し、早めの避難を心がけましょう。
- 低い土地の浸水:
- アンダーパスなど冠水しやすい場所には近づかない。
- 地下施設や半地下の駐車場を利用している場合は、浸水に備えて対策を。
- 河川の増水や氾濫:
- 増水した河川には絶対に近づかないでください。
- 河川情報や水位情報に常に注意を払い、危険な場合は速やかに避難してください。
その他の注意点

- 落雷や竜巻などの激しい突風:
- 発達した積乱雲が近づく兆し(急に暗くなる、雷鳴が聞こえる、冷たい風が吹くなど)がある場合は、すぐに建物内などの安全な場所に移動しましょう。
- 屋外での活動はできるだけ控え、頑丈な建物の中に避難してください。
最新情報の確認と行動
今後、発表される警報や注意報、そして最新の気象情報をこまめに確認してください。テレビ、ラジオ、インターネットなど、複数の情報源から正確な情報を得ることが重要です。
また、土砂災害や浸水害、洪水災害の危険度を地図上で確認できる「キキクル(危険度分布)」は、気象庁のホームページで公開されています。ご自身の居住地域や目的地の危険度を事前に確認し、避難行動の判断に役立ててください。
まとめ
福岡県と佐賀県では、本日未明から夜遅くにかけて、非常に危険な気象状況が予想されます。命を守る行動を最優先に考え、早めの情報収集と安全確保に努めてください。