ムエタイ界で「天才ムエタイ少年」として注目を集め、次々とタイトルを手にしてきた吉成名高。彼の戦績は圧倒的で、KO勝利の数も驚異的です。ムエタイの二大殿堂であるラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアムの統一王者として、日本人初の快挙を成し遂げた吉成名高は、そのスピードと技術で連勝記録を伸ばし続けています。この記事では、彼の最新の戦績とこれまでの試合結果を詳しく振り返り、ムエタイ界での彼の活躍を一挙に紹介します。
目次
吉成名高の戦績とその圧倒的な連勝記録
引用元:吉成名高 – RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト
引用元:吉成名高 – Wikipedia
日付 結果 対戦相手 興行名 ラウンド 時間 決まり手 2024年9月1日 ○ ペットアヌワット・ノーアヌワットジム Shimizu presents BOM 47 2 2:44 KO (左ストレート) 2024年7月14日 ○ ジョムホート・コースワンタット ラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS)日本大会 5 3:00 判定3-0 2024年4月14日 ○ ケビン・マルティネス ラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS)日本大会 3 3:00 判定3-0 2024年2月12日 ○ プレーオプラーオ・ペップラオファー ラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS)日本大会 5 3:00 判定3-0 2024年1月21日 ○ ジャオクントーン・ソーペッチタワン TOP BRIGHTS.1 1 1:28 KO (左ストレート) 2023年12月23日 ○ シューサップ・トー・イッティポーン ラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS) 2 2:05 KO (右ストレート) 2023年11月26日 ○ ルンサックノーイ・シット二ワット KICK Insist 17 2 0:25 TKO(左ハイキック) 2023年10月1日 ○ チョンデン・シッダマン Amazing Muaythai, Road to Rajadamnern × Shimizu presents BOM 44 1 0:48 TKO (左ミドルキック) 2023年9月9日 ○ スーウィチャイ ラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS) 1 1:22 KO (右ヒジ打ち) 2023年8月12日 ○ ルンヴィッタヤー・ルークジャオメイサイトーン ラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS) 4 2:17 TKO (レフェリーストップ) 2023年7月9日 ○ ウェウワー・ウォークリンパトゥム Shimizu presents BOM 42 5 3:00 判定3-0 2023年5月14日 ○ ペットナコン・ソーペッタワン 第一回国際親善大会 KICK BOXING WORLD CUP in JAPAN/TOKYO 1 1:37 KO (左ヒザ蹴り) 2023年4月9日 ○ ソンチャイノーイ・ゲッソンリット BOM OUROBOROS 2023 3 2:56 KO (3ノックダウン) 2023年2月25日 ○ パタックシン・シンヴィームエタイ ラジャダムナン・ワールド・シリーズ(RWS) 3 2:00 KO (左ハイキック) 2022年12月11日 ○ 空龍 Road to ONE Japan & BOM 37 5 3:00 判定3-0 2022年11月20日 ○ チャイチャナー・ウォーヴィセットジム KICK Insist 14 ~VICTORY GYM 25th Anniversary Event~ 2 0:46 TKO (左膝蹴り) 2022年9月25日 ○ バンダサック・ソー・トラクンペット The Battle Cats presents 超RIZIN 1 2:24 TKO (レフェリーストップ) 2022年3月6日 ○ 白幡裕星 +WEED presents RIZIN LANDMARK vol.2 2 1:02 TKO (レフェリーストップ) 2021年12月5日 ○ クン・ナムイサン・ショウブカイ BOM WAVE07 – Get Over The COVID-19 5 3:00 判定3-0 2021年10月24日 ○ 石川直樹 Yogibo presents RIZIN.31 1 2:30 TKO (3ノックダウン) 2021年9月26日 ○ 佐藤仁志 BOM OUROBOROS 1 1:23 TKO 2021年6月27日 ○ 誓 Yogibo presents RIZIN.29 1 3:00 TKO (ドクターストップ) 2021年4月11日 ○ IBUKI BRAVERY BOM WAVE04 pt.1 ~ Get Over The COVID-19 ~ 1 2:24 KO (首相撲による右の肘) 2020年12月31日 ○ ペットマライ・ペットジャルーンウィット Yogibo presents RIZIN.26 1 2:20 KO (左肘) 2020年10月4日 ○ 阿部秀虎 BOM WAVE 02 – Get Over The COVID-19 – 2 2:39 TKO (右肘打ちによる3ダウン) 2020年8月9日 ○ 優心 RIZIN.22 – STARTING OVER – 2 3:08 TKO (レフェリーストップ:左肘) 2020年6月28日 ○ タクト・ウォー・ワンチャイ BOM~The Battle Of MuayThai~ BOM WAVE 01 5 3:00 判定3-0 2019年12月8日 ○ チー・ユン・ファング The Battle Of Muaythai vol.6 1 2:45 KO (左ハイキック) 2019年12月8日 ○ イ・ジソン The Battle Of Muaythai vol.6 1 1:36 KO (右の三日月蹴り) 2019年10月31日 ○ Ekmuangkhon Mor.KrungthepThonburi ラジャダムナン・スタジアム「スック・チュジャローン」 5 3:00 判定 2019年9月10日 △ Isantai Sitchefboontham ルンピニー・スタジアム 5 3:00 判定 2019年7月18日 × Isantai Sitchefboontham ラジャダムナン・スタジアム「スック・シェフブーントゥム」 5 3:00 判定 2019年6月1日 ○ ゲンカー・ヌンポンテープ The Battle Of Muaythai SEASON 2 vol.2 5 3:00 判定3-0 2019年4月14日 ○ シンダム・カフェフォーガ The Battle Of Muaythai SEASON 2 vol.1 5 3:00 判定3-0 2019年2月24日 ○ ビッグワン・ソー・シリラック MuayThaiOpen 44 1 2:29 KO (左ボディフック) 2019年2月7日 ○ パッチョウ・ウッドムアン ラジャダムナン・スタジアム「スック・シェフブーントゥム」 3 不明 TKO (左ストレート) 2018年12月9日 ○ ハーキュリ・ペッシーム BOM XX 5 3:00 判定3-0 2018年9月26日 ○ ローマ・ウッドンムアン ラジャダムナン・スタジアム「スック・シェフブーントゥム」 1 不明 TKO (左ボディストレート) 2018年7月1日 ○ ビックワン・ラサノン BOM XVIII 2 2:29 KO (左ボディ) 2018年6月18日 ○ ジョンウォー・シェフブーントゥム オムノーイ・スタジアム「TVマッチ」 5 3:00 判定3-0 2018年5月16日 × ペットモラコット・オードムアン ラジャダムナン・スタジアム「スック・チュジャローン」 5 3:00 判定 2018年4月8日 ○ トゥアントーン・シンマニー BOM XVII 5 3:00 判定3-0 2018年2月19日 ○ モンシッド・パヌントーン ラジャダムナン・スタジアム「スック・シェフブーントゥム」 4 不明 KO (左ボディストレート) 2017年12月20日 ○ ジョンウォー・ウッドンムアン ラジャダムナン・スタジアム「スック・シェフブーントゥム」 2 不明 KO (左ストレート) 2017年10月21日 ○ セガイ・ラッチアノン INOKI ISM.2 ~アントニオ猪木「生前葬」~ 3 3:00 判定3-0 2017年8月24日 ○ ペットチン・ルークバーンマイ ラジャダムナン・スタジアム「スック・シェフブーントゥム」 5 3:00 判定 2017年7月17日 ○ ライフン・ソーサックサヤーム ラジャダムナン・スタジアム「スック・シェフブーントゥム」 5 1:00 TKO 2017年4月9日 ○ ヤックセー・シリラックムエタイジム BOM XIV 3 1:52 KO (左肘打ち) 2017年3月9日 ○ ビックボーン・ソージョイトイペッリュ ラジャダムナン・スタジアム「スック・シェフブーントゥム」 3 不明 KO 2017年1月26日 ○ ペッブンチューン・タリンガムエタイ ラジャダムナン・スタジアム「スック・シェフブーントゥム」 5 3:00 判定 2016年12月25日 ○ スリナコーン・ルークムアンペット WORLD-CLASS MUAYTHAI 3 3:00 判定 2016年12月4日 ○ 平松侑 BOM XIII 3 2:52 KO 2016年11月13日 × シューサップ・トー・イッティポーン ムエローク2016 4th 5 3:00 判定3-0 2016年9月30日 ○ チャイヤイ・チョーサムピーノン MUAY THAI WORLD BATTLE 1 不明 KO (左膝蹴り) 2016年9月22日 ○ エッガチャイ・ソージョートイ・ペッリュウ ラジャダムナンスタジアム「スック・ジャルムアン + ソー.ソンマイ」 4 不明 KO 2016年9月4日 ○ デンノンポック・ファダオジム ムエローク2016 3rd 2 2:57 KO (左膝蹴り) 2016年8月13日 ○ デックドーイ・シット・サワダーケオ ランシット・インターナショナル・スタジアム 2 3:00 TKO (タオル投入) 2016年8月10日 ○ ノクノイ・ソー・ルンロム アジアティーク「Muay Thai Live」 3 3:00 判定3-0 2016年7月3日 × カーエンイサーン・シットイークウボン BOM 12 5 3:00 判定3-0 2016年5月6日 × マヘースワン 不明 5 3:00 判定 2016年4月3日 ○ 星野梨衣智 BOM 11 3 3:00 判定2-0 2016年3月10日 ○ セルジット・ソー・マライトン ラジャダムナンスタジアム「スック・ジャルムアン」 5 2:00 判定3-0 2016年1月8日 ○ 尤然少楚(シャオチューヨウラン) Worldwide MMA Alliance 世界総合格闘技連盟チャンピオンシップ 2 3:00 判定 2015年11月29日 ○ オリー・ポー・ホムクリン ラジャダムナンスタジアム「スック・チュジャローン」 2 不明 KO 2015年8月15日 × Sudlo Phetbanpa ルンピニー・スタジアム「Krirkkrai」 5 2:00 判定 2015年6月20日 ○ Phansaeng Sakwarun ルンピニー・スタジアム「Krirkkrai」 5 2:00 判定 吉成名高の戦績が示すムエタイ界での地位
吉成名高は、ムエタイ界で「天才ムエタイ少年」として注目され、これまでの戦績でもその名にふさわしい成果を上げています。彼の総合戦績は66戦59勝(37KO)6敗1分{2024年10月現在)という圧倒的な記録を誇り、その技術と戦略は国内外のファンを魅了しています。特に、2024年9月1日に行われたWBCムエタイ ダイヤモンド スーパーフライ級王者決定戦では、ペット・アヌワット相手に2ラウンドでKO勝利を収め、さらに注目を集めました。
59勝37KO!驚異的なKO勝利の要因とは
吉成名高の戦績の中で特筆すべきは、59勝のうち37試合がKO勝利である点です。これほどのKO率は、彼の強力な攻撃力と卓越した技術が組み合わさった結果です。彼はスピードと精度のある攻撃で相手を圧倒し、試合を早期に終わらせることが多いのが特徴です。観客にとっても、吉成の試合は常にハイレベルなエンターテインメントとして期待され、見逃せないものとなっています。
吉成名高がラジャダムナンで達成した歴史的偉業
引用元:ゴング格闘技吉成名高は、日本人として初めてムエタイの二大殿堂であるラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアムの統一王者となりました。これは、日本人選手としての大きな快挙であり、ムエタイ界における日本人選手の地位を大きく向上させるものでした。この偉業は、彼がタイでの厳しい修行を経て築き上げたものであり、ムエタイファンからの高い評価を受けています。
最新試合でのKO勝利とファンを魅了する戦術
引用元:ゴング格闘技2024年10月13日、吉成名高は東京で行われた試合で、ボーン・ポンレックを3ラウンドでKOし、見事な勝利を収めました。彼の巧妙なフットワークと攻撃のバリエーションが相手を圧倒し、試合のペースを完全に握っていました。この勝利により連勝記録は33に伸び、彼の圧倒的な強さを再び証明しました。観客はその技術に魅了され、今後の活躍にも期待が高まっています。
吉成名高の戦績から見る今後の展望
2024年12月の試合に向けた吉成名高の意気込み
吉成名高は2024年12月に予定されている次の大きな試合に向けて、さらなる準備を進めています。彼はこれまでの連勝記録をさらに伸ばし、スーパーフライ級での最強の地位を証明しようとしています。この試合は、彼のキャリアにおいて重要な意味を持ち、ムエタイ界のトップ選手としての位置を確固たるものにするための重要な戦いとなるでしょう。
次戦で対戦する強敵の特徴と見どころ
次に対戦する予定の相手は、カンボジアの伝統的なクンクメールスタイルを持つ強敵です。アグレッシブな攻撃を得意とするこの選手との戦いは、吉成名高にとっても大きな挑戦となるでしょう。しかし、吉成は「自分がやりたい相手の一人と試合が決まりそうだ」と語っており、今回の試合も彼にとって非常にモチベーションの高い一戦となっています。彼の技術と戦略がどのようにこの試合に生かされるのかが大きな見どころです。
吉成名高が目指すムエタイ界でのさらなる高み
吉成名高はムエタイ界での新たな記録を打ち立てるため、今後も挑戦を続ける意欲を見せています。これまでの戦績や連勝記録を基に、彼は外国人選手としても異例の成功を収めています。彼の目指す次なる高みは、さらなるタイトルの獲得と、ムエタイ界での伝説的な地位の確立です。
吉成名高の今後の活躍にも期待が寄せられ、彼がどのようにムエタイ界をさらにリードしていくのか、引き続き注目が集まります。
まとめ
吉成名高は、ムエタイ界で圧倒的な戦績を誇る日本人選手であり、その連勝記録と数々のタイトル獲得は、彼の卓越した技術と戦略によるものです。彼の試合では、多くのKO勝利が見られ、その圧倒的なパフォーマンスで観客を魅了し続けています。ラジャダムナンスタジアムとルンピニースタジアムでの日本人初の統一王者という偉業は、彼のムエタイ界における確固たる地位を示しています。今後もさらなる挑戦と活躍が期待され、彼の成績や試合はますます注目されるでしょう。