2025年に開催される大阪・関西万博は、世界中から注目を集める一大イベント。その中でもひときわ話題になっているのが「食べ物の値段」です。
高級グルメの数々に驚きの声が上がる一方で、「意外と安い」「コンビニ飯もあるのか!」といった声もちらほら。SNSでも賛否が分かれる中、実際のところどんな料理があって、どれくらいの予算が必要なのか——気になる人も多いはず。
この記事では、万博会場で提供されている飲食メニューの価格帯や内容、そしてその背景にある意図まで、わかりやすくまとめています。高すぎると感じるか、妥当と感じるかはあなた次第。実際に足を運ぶ前に、ぜひチェックしてみてください。
目次
万博の食べ物値段は高い?それとも妥当?
高額な食事が話題になる一方で、リーズナブルな選択肢も存在する2025年大阪・関西万博。この記事では、実際の価格や内容を詳しくチェックしていきます。
高級万博グルメの世界
2025年大阪・関西万博では、世界各国からの来場者を迎えるだけあって、グルメのバリエーションが豊富に取り揃えられています。
中でも注目されているのが、高級路線を突き進む「究極の神戸牛すき焼きえきそば」。価格はなんと3,850円。驚きの価格ですが、その理由も明白です。
引用元:日本経済新聞
神戸牛100gを中心に、ホタテやハマグリの旨味を効かせた贅沢な出汁、そして器には伝統工芸である輪島塗が使用されているという、まさに“万博プレミアム”とも呼べる仕様。
確かに贅沢ではあるけれど、ランチとしてはハードルが高め。ひとつの食事体験としてはアリですが、万人向けとは言い難い価格感です。
プレミアム重で味わう贅沢な一皿
さらに驚きの価格帯で登場しているのが、8,800円の「プレミアム重」。神戸牛や松阪牛といった、日本が誇る高級食材をふんだんに使った重箱メニューです。
見た目のインパクトもさることながら、味わいも一流。提供方法も華やかで、写真映えも抜群。
注目ポイント:
- 高級食材(神戸牛・松阪牛)を使用
- 特別な器や盛り付けで提供
- 写真やSNS投稿を意識したビジュアル
- 一生に一度の万博体験を彩る特別感
観光地価格とはいえ、ここまで来ると「記念に一度食べる」感覚が必要かもしれません。家族連れや複数人での来場を考えると、全員で注文するのは現実的ではないという声もあります
焼きしゃぶ餃子に驚きの値段
少しユニークな方向性から注目されているのが、「和牛すき焼き餃子」。価格は2,300円と餃子の相場からするとかなりの高額ですが、その理由は松阪牛を使用した焼きしゃぶがトッピングされているから。
引用元:週刊女性PRIME
通常の餃子とは一線を画す構成で、“餃子”というよりはむしろメインディッシュのような扱いになっています。
このような、これまでの常識を覆すような一品も、万博という非日常の舞台ならではの発想といえるでしょう。
料理名だけを見て価格に驚いてしまうかもしれませんが、“軽食”ではなく“贅沢料理”と認識していれば、その価格にも納得がいくかもしれません。
韓国風メニューも高価格帯に
国際色豊かな料理の中には、韓国料理をベースにした高価格帯メニューも並びます。黒毛和牛カルビ丼ぶり(3,500円)や、フライドセット3種(2,700円)などがその代表格。
引用元:https://x.com/ytsuji2001
黒毛和牛を使用しているだけあって、味は非常にリッチ。ご飯ものにここまでの値段が付いていることに驚く人も多いかもしれませんが、ボリュームや演出も含めて“高級ファストフード”といった印象です。
これらは、日本と韓国のフュージョンを意識した新感覚メニューとも言え、料理を通じた国際交流の場としての万博の役割が色濃く反映されています。
キンパもプレミアム仕様
韓国風海苔巻きであるキンパにも、高級ラインが存在します。黒毛和牛を使った「黒毛和牛キンパ」は2,500円と、見た目の割にはかなり強気な価格設定。
とはいえ、キンパにここまで贅沢な素材を使用しているのは珍しく、話題性や特別感で選ぶ人も少なくありません。
韓国風グルメの特徴:
- 見た目にインパクトあり
- 黒毛和牛など高級素材を使用
- 食べ歩きにも最適なサイズ感
- フォトジェニックな盛り付けが人気
イベント価格を差し引いても、もう少し価格を抑えてもらえるとありがたいという声も理解できます。
万博の食べ物値段の中でもリーズナブルな選択肢は?
高額メニューが注目されがちですが、実は万博には手頃な価格のグルメも数多く存在します。お財布に優しい食事を選びたい人にもおすすめです。
讃岐うどんが最安メニュー?
万博内で最もリーズナブルな価格帯で注目されているのが、讃岐うどん(650円)。少量のネギと天かすが乗ったシンプルな構成ですが、その素朴さが逆にありがたく感じられます。
大規模イベントの飲食というと高額なイメージがありますが、こうした低価格のメニューがあることで、誰でも気軽に参加できる空気感が醸し出されています。
来場者にとって、こうした“日常価格”のメニューがあることは精神的な安心にもつながるでしょう。
うどんのバリエーションも豊富
讃岐うどんに加え、かけうどん(780円)、きつねうどん(980円)といった定番メニューも用意されています。
どれも1,000円以下で楽しめるため、連日来場する人にとっても嬉しい存在。具材のバリエーションで選ぶ楽しさもあり、手軽で胃に優しいという日本食ならではの安心感があります。
子どもから年配の方まで幅広い年齢層に支持されている理由も納得です。
定番チャーハンも健在
五目炒飯(800円)は、価格と内容のバランスが良く、万人に受ける定番メニュー。炒め具合や味付けも安定感があり、派手さはないものの“間違いない選択肢”として重宝されそうです。
万博という特別な空間であっても、こうしたベーシックな料理がしっかりと用意されている点に安心感を覚えます。
くら寿司は安定の安心価格
全国展開するくら寿司も万博に出店。基本メニューは1皿150円からと、普段のお店と同じ価格帯で楽しめます。
さらに、特別メニューとして世界のグルメをテーマにした1皿300円~320円の料理も提供されており、気軽に国際的な味を体験できます。
外国人観光客にとっては、日本の回転寿司はそのまま“日本体験”でもあるため、人気のブースになることが予想されます。食文化の入り口として、くら寿司の存在は大きいです。
コンビニ・自販機で節約も可能
会場内にはセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンといった主要コンビニも出店しており、おにぎりやサンドイッチ、ドリンクなどを市中と同様の価格で購入することができます。
節約派におすすめのポイント:
- おにぎり・パン類が150円~300円程度
- サンドイッチや弁当は300円~500円程度
- 自販機のドリンクは150円~200円と通常価格
- 持ち込みも可能なので計画的に動ける
ただし、混雑時には弁当類が品薄になりやすく、特に開幕初日は多くの人が列を作っていたみたいです。
ドリンク類も人気で、自動販売機の利用も視野に入れておくと良いでしょう。暑い日や歩き疲れたときの水分補給に最適です。
まとめ
全体を通して強く感じたのは、万博の飲食は“選択肢の幅の広さ”が魅力だということです。
高級で非日常な体験を提供する料理もあれば、日常価格で安心できる定番メニューもしっかりと揃っている。
この振れ幅があるからこそ、どんな人でも楽しめる場所になっているのだと思います。
万博をただの展示やイベントの場ではなく、“食”を通じて文化や価値観を共有できる体験空間としてとらえると、その意義や面白さは何倍にも広がります。
確かに高額メニューには批判の声もありますが、それ以上に「こんな体験ができるんだ!」という発見と感動が勝るシーンも多いはずです。
これから訪れる方には、ぜひ自分に合った食体験を選びつつ、少しだけ冒険心を持って万博ならではのグルメにも挑戦してみてほしいと思います。